卵物語

「卵は冷蔵庫に入れるのに、なぜ常温で売っているのか?」
卵はスーパーなどでは常温で売られていることが多いですが、買った後は家の冷蔵庫に入れて保管されている方がほとんどだと思います。
冷蔵庫のドアにも卵を置く専用スペースがありますし、卵のパッケージをよく見ると「冷蔵で保存してください」と書かれているものが多いです。
お店では常温で売られているのに、なぜ冷蔵保存するのでしょうか?
実は、卵というのは直射日光を避けた風通しの良い場所であれば常温でも20日ほどもちます。
なぜお店では常温で家では冷蔵なのかというと、卵が温度変化に弱いからです。
お店では冷蔵で、家に持ち帰るときに常温にさらされ、また家で冷やす・・・となると温度変化が大きくなるためお店では常温で売っています。
パッケージに冷蔵保存をうながす表記があるのは家庭で温度変化を抑えて保存するには冷蔵庫の中が一番適しているためです。
卵は温度変化によって殻の表面に結露が発生します。夏場にコップに冷たいジュースを入れておくとコップの周りに水がついてしまうアレと同じ原理です。
結露がでると、サルモネラ菌などのバイ菌が繁殖してしまいます。 卵の殻にはごく小さな穴がたくさん空いているため、水滴を通して卵の黄身や白身を傷めてしまいます。
だ そうです。
「なんでも勉強ですね」