Columnコラム
2025.03.10
来栖絵理香
魔術師の庭
吉祥寺にある”緑のゆび”という絵本と児童書の本屋さん
店主のセレクトが好きで
時々足を運んではついつい買ってしまいます
最近、表紙に吸い寄せられてジャケ買いした本は
たまたまお庭のお話でした

バーバラ・レオニ・ピカード 7つの国のおとぎ話
いわゆる児童文学にあたります
作家さんの名前をお聞きしたことがある方も
いらっしゃるのではないでしょうか
児童文学は書き方が丁寧でわかりやすいのに
奥が深いと感じるところがわたしは好きです
最近はなかなか本を読む時間を取れない方にも
この本のような短編集は気分転換におススメです

短編の中の一つ 魔術師の庭 は
題名の通りお庭がでてくるお話ですが
やっぱりお庭っていいよね!!
うんうん!!
と思いましたのでご紹介です
どんな世界にあっても
どの物語でも
庭のある風景描写ってたくさんでてきますね
私がそういう物語を好んで読んでいる
のもあるかもしれません
本を読んでいて広がる想像の風景を
実際のお庭で表現出来たらすてきだなと思います
妄想が膨らんでほっこりした気持ちになります

購入した本屋さんの店名
”みどりの指”も実は童話のタイトルで
店主さんのこの本に対する思いから名が付いたそうです
この本は戦争のお話でもありますが
緑がでてきます
こんな風に戦争がなくなればいいのにと思います

本でも音楽でも映画でも
庭や緑はわたしたちの身近なところにあって
豊かさや彩りをくれます
庭を通して世界をおしゃれにする
心に小さな彩りと豊かさを与えてくれるような
そんなお庭をつくるお手伝いができたらうれしいです
